<咽頭結膜炎(プール熱)とは>
39~40℃の高熱が続き、のどの痛みが強く、目も赤くなります。さらに頭痛、吐き気、腹痛、下痢を伴うこともあります。アデノウイルスが原因です。夏にプールを介して学童のあいだに流行するので「プール熱」のあだ名がありますが、プールに入らなくてもうつります。
夏以外にもみられます。
<治療>
熱やのどの痛みをおさえる薬を処方します。
<家庭で気をつけること>
① 高い熱:何日も高熱が続くので不安になるでしょうが、解熱剤を使いすぎないようにしましょう。
② 水分 :水分は十分に飲ませてください。麦茶やイオン飲料、牛乳、みそ汁、冷めたスープなど。
③ 食べ物:のどは痛いし熱も高いので、食欲がないのはしかたがありません。プリンやゼリー、アイスクリーム、冷めたおじや、とうふなど食べやすいものを食べましょう。
④ お風呂:高い熱があるときや元気がないとき以外は、入ってもかまいません。
⑤ 目やにを拭いたり、おむつを替えたりした後はしっかり手を洗いましょう。
(治った後も、しばらくの間は便中にウイルスが排泄されます)
特に目の炎症が強い間は、患者さんと同じタオルを使わないようにしましょう。
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<こんなときはもう一度診察を>
① のどの痛みが強くて水分をあまり飲まないとき
② 高い熱が続き、元気がなくてぐったりしているとき
<保育所・学校>
熱が下がってのどの痛みがなくなってから2日間は休ませましょう。